マーケットメイク 2005 9 2
マーケットメイク銘柄は、値動きがよく、
しかも、分足チャートに対して、素直に動く傾向があります。
そういうわけで、魅力的な制度と言えるでしょう。
しかし、注意点があります。
もしかすると、約定しやすい証券会社と、約定しにくい証券会社があるかもしれません。
たとえば、株価が下がってきて、買いたい株価になってきたとします。
現在の株価が、575,000円で、
売気配580,000円で、買気配が573,000円とします。
自分は、571,000円になったら、買うと決めていて、注文を出してあるとします。
そして、一瞬、株価は、570,000円をつけたとします。
これは、通常の売買では、完全に約定するでしょう。
しかし、マーケットメイクは、制度の仕組み上、
必ずしも約定するとは限らないのです。
この制度は、マーケットメイカーとなった証券会社が、仕切役というか、
仲立ちとなって、注文を出ている証券会社と、
直接、取引(価格交渉)をして、売買を成立させる仕組みです。
そういうわけで、板情報のような売買方式とは違い、
必ずしも、注文した価格で約定するとは限らないのです。
知人によると、どうも、
「マーケットメイクは、約定しやすい証券会社と、
約定しにくい証券会社があるかもしれない」ということで、
こうしたことも、研究の対象になると言っていました。
何しろ、値動きがよく、
しかも、分足チャートに対して、素直に動き、
動いた変動幅が大きいので、
タッチの差で、取れる取れなかったでは、結果的に大きな差がつくからです。